今回、大城さんから「まあるい」島かぼちゃと、「細長い」島かぼちゃを送っていただけた事で、リアルに食べ比べが出来てとても面白かったです。
チンクヮー、ナンクヮーのように、同じ野菜で呼び方が異なったり。
甘さや水分が異なったり。
ここまでのブログを見て下さった方の中で、島かぼちゃでなく市販のかぼちゃではどうなのか?と質問をいただいたので、島かぼちゃについてもう少し書かせていただきたいと思います。
現在、市販されているかぼちゃは西洋かぼちゃで、皮が厚く、実の水分は少な目でホックホクなでんぷん質で、甘さが強いのが特徴です。
その代わり、カボチャ特有の「香り」はあまり感じられないと思います。
逆に、島かぼちゃや昔の日本で主流だった日本かぼちゃは、皮が薄くとても柔らか。実も水分が多く、ねっとりもしくは、ぺっとり(笑)。
甘さもあっさりです。
ただ、香りは西洋かぼちゃよりも感じられると思います。
なので、今回のようにペーストとして使うなら日本かぼちゃ系は水分を飛ばすレンチン。
西洋系は、蒸し器で加熱した方が向いていると思います。
幼い頃食べていたかぼちゃが、ぺっとりと感じる時と、ほっくり食べれる時の違いはこんなとこだったんだなぁと今更ながら思い、それって今では贅沢な事だったんだなと思った限りです。
だって、自分の住む愛知で昔は日常のように出ていた「日本かぼちゃ」は、今ではほぼ口にする事はなくなりましたから。
かぼちゃって、こんな良い香りしていたんだなぁと、懐かしい記憶も蘇って来ました。
今回沢山出来たペースト。
他にも、
スープ
パイの残りの溶き卵+かぼちゃペースト+鶏ガラスープ+糀味噌+塩麹
パスタ
ニョッキのソース応用で、かぼちゃペースト+豆乳+溶けるチーズ+コーンスターチ+コンソメ+塩コショウ
を作りました。
かぼちゃに含まれるカロテンとビタミンCは免疫力を上げてくれ、ビタミンB1 は疲労回復に役立ってくれます。
夏の疲れが出るこの時期、島かぼちゃの甘さと香りと、キュートな色に癒されてくださいませ!